2012年1月18日水曜日

ダブルクロス3rd edition キャンペーン「DEAD END」 第一話「逢魔ヶ時」

シナリオトレーラー
東京都下。
どこか懐かしい不自由さを持った街。
豊富な自然に囲まれ、東京のふるさととも言われるA市。
西と南に山があるため、黄昏の訪れは早い。
街が茜色に染まるとき、A市の時は止まった。
昨日と同じ今日、今日と同じ明日は、いつ終わってしまったのか。
ダブルクロス the 3rd edition キャンペーン DEADEND
第一話「逢魔ヶ時」
そして、世界はこれから変貌していく。



鳴沢綾子 ハンドアウト
茜色に染まる教室のなかで、キミは一人日誌を書いていた。
そもそも、こんな時間まで終わらなかったのには理由がある。
今日キミは日直だったが、相方の橋爪長門はHRが終わるなり教室を飛び出していってしまったためだ。
明日の朝にいやみの一つを言ったところでバチはあたるまい、と考えた時。
眩暈のようなまどろみがキミを襲った。
シナリオロイス:橋爪長門(はしづめながと) 推奨感情 P:優位/N:不満


白波瀬悠里 ハンドアウト
部室の片付けをしている時、ささくれ立った古い机で軽い怪我をしてしまったキミは、保健室で手当てをしてもらうことにした。
校医の杉山は居心地の良い人で、ついつい手当てが終わっても長居をしてしまう。 そもそも茶を出してくるのがいけない。
しかし保健室に杉山の姿は無く、少々肩透かしを食らった時。
眩暈のようなまどろみがキミを襲った。
シナリオロイス:杉山栄恵(すぎやまさかえ) 推奨感情 P:尽力/N:猜疑心


丹羽 愁侍郎 ハンドアウト
キミは、バスケ部の練習に参加している。 
相沢に助っ人を依頼され、形だけでもチームプレーか各人の特徴を掴むべく、汗を流していた。
お世辞にも上手いと言える選手はいない、体育館の壁には「目指せ!地区大会出場!」という張り紙。
そもそも弱小以前に人数の揃っていない部活ではあるが、それでも公式戦に出られるという熱気が、キミを皆に受け入れさせていた。
彼らの助けになろう、と思いを新たにした時。
眩暈のようなまどろみがキミを襲った。
シナリオロイス:相沢翔(あいざわしょう) 推奨感情 P:連帯感/N:憐憫


マリアマテル・クシナダ・クロムピラー ハンドアウト
「宿題」を片付けた後、キミは影の長く伸びる廊下を歩いている。
教師に押し付けられた胸のつかえが取れたせいか、ハーブの香る飴玉のせいか、普段では考えられないほど思考が明瞭である感覚がある。
あの宿題もはじめは面食らったが、今にして思えばあの教師はいったい何者なのだろう?
そういえば、あまり小野田は自分のことを語らないので、興味が生まれた。
そんな折、キミは背後に何者かの気配を感じた。
シナリオロイス:小野田和(おのだなごみ) P:好奇心/N:猜疑心